人生ドミナント
ジャズポピュラー音楽理論で、ダイアトニックコードというのがあって、それぞれ機能がある。
トニックは落ち着く感じ、サブドミナントは少し不穏な感じ、ドミナントは不穏な感じ。
ドミナントからトニックへの動きをドミナントモーションと言うのだけど、不穏からの平穏という、おおよそ世に出ている音楽の大半はこのモーションをしているであろう常套句だ。
ドミナントのテンションが沢山あれば、トニックへの解決感はあるわけで、例えるなら悩みが大きいほど、その悩みが解決されたときの開放感は大きい物になる。
さて人生に例えるなら、ドミナントに♭9、♯9、♯11、♭13。。。
オルタードテンションなんだけど、最高に不穏な響きだ。
でもいつかは解決する。
だってオルタードで終わったら気持ち悪いもん。
コンテンポラリー音楽なんかは解決しないで曲が終わる事もあるかもしれないけど(笑)
人生山あり谷あり、たまにはこんな不穏なドミナントも良いスパイスかな。