制作手順
音楽制作をやるにも、順番がある。
制作での簡単な流れは、まずは曲を作り、アレンジ、譜面作成、プリプロ、レコーディング、ミックス、マスタリング、プレスの順番だ。
もちろん人によっては違うし、スタジオに入って曲を作りながらレコーディングをしてしまうという荒業もある。
僕のスタイルは一般的な順番だけども、レコーディングをそれぞれのミュージシャンに任せているし、ミックスもマスタリングも、データを送ってやってもらっているので、基本的に、3畳くらいの書斎でパソコンに向かって行う。
一つ一つの手順を詳しく解説すると、まずは曲作り。
僕は基本的に鍵盤を使って作曲している。
ベースだと、テンションなどの和音の確認が出来ないし、つい手癖に走ってしまうから。
とはいえ、鍵盤もそんなに流暢には弾けないので、コードとハーモニー、メロディーの確認くらいで、基本的に頭の中に鳴っている音を捕まえる手助けを鍵盤を使って行う。
そして、作曲できたものを極簡単にDAW ソフトに打ち込む。
形になりそうな物は、そのまま凄くラフに全体を打ち込む。
骨組みが見えてきたら、また鍵盤に向かい譜面を書きつつ、楽器構成によっては音域を考え、キーを変えたりアレンジを考える。
次に、プリプロ。
正式名称は“プリプロダクション”と言って、曲の全体像を把握する為の音楽制作においては大事な行程となる。
アレンジ、コード、シンコペーション、楽器構成に忠実な打ち込みを作る。
もちろん、生では作れないので打ち込みの音源で、本物とは程遠い物だけど。
それが出来たら、今度はレコーディングとなる。
僕の場合は、各ミュージシャンに曲全体と、レコーディングしてもらいたいパートを抜いたトラックを送り、レコーディングしてもらったパートのトラックを送り返して貰う。
そして、注文があれば録り直してもらい、全部揃ったら、エンジニアさんに、ミックス、マスタリングをお願いし、マスターを作ってもらい、それをプレスに出し、完成となる。
簡単に説明するとこんな感じ。
ベース奏法~フォーム~その1
ということで、エレキベースを弾くときのフォームについて。
まず、左手。
たまに目にする教則本では、1フレットにつき1指というのが基本になっているけども、僕が推奨するのは、5フレットまでは、1フレット目人差し指、2フレット目中指、3フレット目小指という置き方。
おそらく、1フレットにつき1指だと、ヘッドに近い位置は相当キツいはず。
特に手の小さい日本人は無理なフォームを続けていると腱鞘炎リスクが出てくる。
だから、初心者や、手の小さい人にはこの押さえ方を推奨している。
実はこの押さえ方はコントラバスのフォームと同じ。
コントラバスはとても大きいので、1フレット間(フレットなんてないけども。。。)が凄く広い。
だから、このようなフォームを使うのだ。
続く....
2016
明けましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりました。
2016年の決意は、新たなCDを完成させること!
その為には日々限られた時間で集中して音楽に打ち込む事です。
短い人生、夢があるなら“やる”か“やらないか”の二択しかないのです。
それなら“やる”ほうを選んで人生に悔いを残さない。
覚悟を決めて頑張ります!
曲を書く理由
曲を書く理由、それは単純に曲を書きたいと言う欲求もあるけど、自分はベースだけ弾いてても何も残らないと思ったからだ。
ありがたいことに今まで沢山のCDレコーディングに携わらせて頂いたけども、それはあくまでアーティストの作品の歯車のひとつに過ぎない。
それだけでは、自分が音楽をやる理由、そしてアイデンティティーを確立できないと、ある時考えた。
これは決してスタジオミュージシャンを否定しているわけではなく、単に自分は演奏だけでなく自分の音楽を作りたいと、心から沸き上がる静かな欲求に気付いたからだ。
自分は、曲を書こうと思って書いた事はない。
いや、できない。
身構えると当たり障りのない、なんて事はない曲が出来てしまう。
恐らく、普段は感受性モードが普通になっていて、なまじっか音楽理論、作曲理論が知っているがゆえに、その理論をもとに、なんて事はない音楽を作ってしまうのだろう。
ひとつ、曲を書くときに決めているルールは絶対に理論で音楽は作らないこと。
それは、自分から沸き上がってきた音楽ではないと考えるからだ。
曲が生まれる時には必ず風景が見える。
これは、この前リリースしたCDの曲もそうだが、風景と音楽が、同時に降って来た。
そう、作曲する時は文字通り音楽が降ってくる。
当時はDTM 環境もなかったので手書きの楽譜を書きながらの作曲だったのだが、1時間もかからず曲が完成した。
曲を作ることは神様がくれたギフトだと思う。
これからも、ライフワークである作曲に邁進したい。
いつか誰かの心に響く曲が出来れば幸いである。
音楽理論~part1~
さて、ブログのネタもないので(笑)音楽理論でも。
音楽理論の前に「音って何?」って所から。
義務教育中に習ったことがあるかもしれないけど、音っていうのは、空気が振動してそれが耳に届くことによって聴覚神経→脳へと伝わり“音”として認識される。
空気の振動の波(周波数)の間が狭いほど“高い音”、広いほど“低い音”になる。
要するに振動回数が多いと高音、少ないと低い音。
例えば一秒間に一回の振動ならば1Hz(ヘルツ)。
一秒間に300回の振動なら、300Hz(ヘルツ)となる。
因みに、国際基準ピッチのA(ラ)の音は440Hz。
この440Hz、近年では442Hzにすることも多い。
レコーディングに呼ばれて行くと、ディレクターから今日はヨンヨンニ(442Hz)ね!なんて言われることもあるし、ライブのリハーサルでアンサンブルする前にに必ずこれは確認すべき。
ただし、注意点としては、ピアノなど、簡単にピッチの変更できない楽器があるときにはそれに合わせる事。
この基準音であるAの音は、時代によって違っているのだ。
バロック時代は415Hzだったし、カラヤンの振ったオーケストラは446Hzで演奏してたりする。
何で基準音が時代によって変わるかは色々説があって、ストレスが多い時代は緊張感から高くなる傾向にあるとか。。。
ルネサンス期は466Hzだから、相当ストレスのあった時代だったんでしょうね(笑)
まぁあくまで一説なので、実際はどうかはわかりませんが。
人間の可聴音域はだいたい20Hz~20000Hz。
ただし、個人差はあるし、加齢によって可聴音域は狭くなるそうだ。
知り合いのレコーディングエンジニアさんは、40歳までが繊細な音を作れる限界だと言っていた。
ということで、音のお話でした。
次回は。。。何を書こうかな(笑)
肩書きは自分で決める
高校卒業するとき、ミュージシャンになりたいと言ったら両親にも周りにも無理って言われた。
その7年後には2000人の前で演奏したり、バックバンドで全国ツアー出る事になるんだけどね。。。
でも、何故ミュージシャンになりたいと思ったか。
それは純粋に音楽が好きだったんだと思う。
今もその気持ちは変わらないし、ミュージシャンになりたいと思ったのは、毎日好きな音楽が出来ると思ったから。
だから、それで稼げなくても毎日音楽出来れば、幸せなんだよね。
今は専業でミュージシャンできないけど、やっぱり音楽への情熱は変わってないし、楽器触ってる時が一番楽しいし、自分は一生ミュージシャンだと思ってる。
いや、周りが何と言おうが自分で自分の肩書きを宣言しちゃえば、それでいい。
それが夢を叶える秘訣。
もちろん、行動を伴わないといけないけどね。
だから、毎日少しづつだけど、前進しようと決めている。
プリプロ
さて、CDリリースして間もないのですが、早速次作の構想とプリプロを開始。
相変わらず適当なしょぼい自分の打ち込みでプリプロを行っています。
この適当なトラックが素晴らしいミュージシャン達によって生まれ変わるのです。
それはもう感動もの。
次回作もこうご期待!
そして1st mini CD 「Winter dolphin/Home」
大田市内では、Music+bar ReadかCafe Gallary bar Poでもお取扱いしています。