音楽理論~ダイアトニックコード~
冬真っ只中。
地元では明日、雪のかまくらに蝋燭の明かりを灯す雪あかりというイベントが開催されます。
とても幻想的な光景を見られます。
さて、音楽理論、第二回目。
詳しく進んでいたらいつまでたっても本題に入れないので、少しすっ飛ばします。
テーマは、ダイアトニックコード。
簡単に言うと、このダイアトニックコードを基本にして曲のコードは出来ているといっても過言ではありません。
だから、ダイアトニックコードを知っていれば世の中の特にポピュラーミュージックの仕組みが少し理解できます。
ちなみに筆者は、ポピュラーミュージックを聴いていると頭の中で、Ⅳ△7始まりのサビだな、とかⅡm7→Ⅴ7だなとかつい考えてしまいます。
Ⅱって何?Ⅳって何?と思われたかもしれません。
その前に、コードには大きくわけてメジャーコード(△)とマイナーコード(m)があります。
メジャー(長調)とマイナー(短調)という意味です。
長調と、短調を決める音は、元となる音(ルート)から3番目の音が普通か、フラットしているかで決まります。
例えば、CメジャーとCマイナーは、どちらもルートがドなので、ドレミファソラシドの3番目のミが普通のミかフラット(半音下)したミかによって違います。
普通のミの場合はメジャーで、フラットしたミの場合はマイナーコードになります。
よく教科書には、長調は明るい楽しいイメージ、マイナーは悲しい寂しいイメージなど書いてありますが、実際に楽器をお持ちの方は試しに、ドとミ、そして、ドとミのフラットを鳴らしてみてください。
メジャーはどんな響きでしたか?
マイナーはどんな響きでしたか?
音楽は目に見えません。
なので感性がとても大事です。
マイナーを明るい楽しいと思っても全然オッケーなんです。
むしろ、その感性こそが、新しい芸術や音楽を生み出す事になります。
また話が逸れました(笑)
次回に続きます。
新曲
毎日仕事から帰り、家族が寝てからの夜の僅かな時間を利用して制作をしています。
最近は新曲のプリプロ中。
打ち込みして、譜面を書き、鍵盤に向かい確認。
その繰り返しです。
不思議なもので、コードがメロディと確実に合っているし、外れてもないのに、なぜかしっくりこない事がたまにあって、音楽奥深いなぁと。
ある程度、アレンジを仕上げた打ち込みデータと、しっかりした譜面がないと、インターネットを介したレコーディングは出来ないので、プリプロはとても大事な作業です。
毎日少しずつしか進まないけど、始めて継続させれば必ず終わります。
逆に、考えてばかりで始めなければ何にもならないという事です。
“いつか、⭕⭕をしたい”というのは、大体がしない事が多いです。
したいことがあるなら、毎日少しづつでも始めて、継続してみる事が先ずは大事だと思います。
制作手順
音楽制作をやるにも、順番がある。
制作での簡単な流れは、まずは曲を作り、アレンジ、譜面作成、プリプロ、レコーディング、ミックス、マスタリング、プレスの順番だ。
もちろん人によっては違うし、スタジオに入って曲を作りながらレコーディングをしてしまうという荒業もある。
僕のスタイルは一般的な順番だけども、レコーディングをそれぞれのミュージシャンに任せているし、ミックスもマスタリングも、データを送ってやってもらっているので、基本的に、3畳くらいの書斎でパソコンに向かって行う。
一つ一つの手順を詳しく解説すると、まずは曲作り。
僕は基本的に鍵盤を使って作曲している。
ベースだと、テンションなどの和音の確認が出来ないし、つい手癖に走ってしまうから。
とはいえ、鍵盤もそんなに流暢には弾けないので、コードとハーモニー、メロディーの確認くらいで、基本的に頭の中に鳴っている音を捕まえる手助けを鍵盤を使って行う。
そして、作曲できたものを極簡単にDAW ソフトに打ち込む。
形になりそうな物は、そのまま凄くラフに全体を打ち込む。
骨組みが見えてきたら、また鍵盤に向かい譜面を書きつつ、楽器構成によっては音域を考え、キーを変えたりアレンジを考える。
次に、プリプロ。
正式名称は“プリプロダクション”と言って、曲の全体像を把握する為の音楽制作においては大事な行程となる。
アレンジ、コード、シンコペーション、楽器構成に忠実な打ち込みを作る。
もちろん、生では作れないので打ち込みの音源で、本物とは程遠い物だけど。
それが出来たら、今度はレコーディングとなる。
僕の場合は、各ミュージシャンに曲全体と、レコーディングしてもらいたいパートを抜いたトラックを送り、レコーディングしてもらったパートのトラックを送り返して貰う。
そして、注文があれば録り直してもらい、全部揃ったら、エンジニアさんに、ミックス、マスタリングをお願いし、マスターを作ってもらい、それをプレスに出し、完成となる。
簡単に説明するとこんな感じ。
ベース奏法~フォーム~その1
ということで、エレキベースを弾くときのフォームについて。
まず、左手。
たまに目にする教則本では、1フレットにつき1指というのが基本になっているけども、僕が推奨するのは、5フレットまでは、1フレット目人差し指、2フレット目中指、3フレット目小指という置き方。
おそらく、1フレットにつき1指だと、ヘッドに近い位置は相当キツいはず。
特に手の小さい日本人は無理なフォームを続けていると腱鞘炎リスクが出てくる。
だから、初心者や、手の小さい人にはこの押さえ方を推奨している。
実はこの押さえ方はコントラバスのフォームと同じ。
コントラバスはとても大きいので、1フレット間(フレットなんてないけども。。。)が凄く広い。
だから、このようなフォームを使うのだ。
続く....
2016
明けましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりました。
2016年の決意は、新たなCDを完成させること!
その為には日々限られた時間で集中して音楽に打ち込む事です。
短い人生、夢があるなら“やる”か“やらないか”の二択しかないのです。
それなら“やる”ほうを選んで人生に悔いを残さない。
覚悟を決めて頑張ります!
曲を書く理由
曲を書く理由、それは単純に曲を書きたいと言う欲求もあるけど、自分はベースだけ弾いてても何も残らないと思ったからだ。
ありがたいことに今まで沢山のCDレコーディングに携わらせて頂いたけども、それはあくまでアーティストの作品の歯車のひとつに過ぎない。
それだけでは、自分が音楽をやる理由、そしてアイデンティティーを確立できないと、ある時考えた。
これは決してスタジオミュージシャンを否定しているわけではなく、単に自分は演奏だけでなく自分の音楽を作りたいと、心から沸き上がる静かな欲求に気付いたからだ。
自分は、曲を書こうと思って書いた事はない。
いや、できない。
身構えると当たり障りのない、なんて事はない曲が出来てしまう。
恐らく、普段は感受性モードが普通になっていて、なまじっか音楽理論、作曲理論が知っているがゆえに、その理論をもとに、なんて事はない音楽を作ってしまうのだろう。
ひとつ、曲を書くときに決めているルールは絶対に理論で音楽は作らないこと。
それは、自分から沸き上がってきた音楽ではないと考えるからだ。
曲が生まれる時には必ず風景が見える。
これは、この前リリースしたCDの曲もそうだが、風景と音楽が、同時に降って来た。
そう、作曲する時は文字通り音楽が降ってくる。
当時はDTM 環境もなかったので手書きの楽譜を書きながらの作曲だったのだが、1時間もかからず曲が完成した。
曲を作ることは神様がくれたギフトだと思う。
これからも、ライフワークである作曲に邁進したい。
いつか誰かの心に響く曲が出来れば幸いである。